企画展 ふるさと山口文学ギャラリー「国木田独歩とやまぐち」
- 開催期間
- 1月8日(火曜日)から4月25日(木曜日) 9時から19時まで(土曜日・日曜日・祝日は17時まで)
- 開催場所
- 山口県立山口図書館
国木田独歩(1871〈明治4〉年~1908〈明治41〉年)は、千葉県銚子に生まれましたが、山口県とゆかりが深く、岩国や柳井、熊毛や山口と、県内に多くの足跡を残した小説家です。小説「武蔵野」で近代文学における自然描写の新境地を開いた国木田独歩は、日露戦争後の文壇で、自然主義文学の先駆者として高く評価され、その評価の絶頂のなかで死去しています。
国木田独歩の小説には、青年時代を過ごしたやまぐちの風景や出会った人々が、折に触れて登場しています。短編集『運命』は、「馬上の友」「画の悲み」など、やまぐちでの少年時代の体験を素材とした小説が多く収録されていることでも知られています。
今回は、山口県立大学郷土文学資料センターが所蔵する資料に、山口県立山口図書館の所蔵資料を加えて、展示を行います。これらの資料を通じて、国木田独歩とやまぐちの関わり合いをうかがうことができればと考えています。
(イベント公式サイト )
基本情報
開催日時 | 1月8日(火曜日)から4月25日(木曜日) 9時から19時まで(土曜日・日曜日・祝日は17時まで) |
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会場 | 山口県立山口図書館 ふるさと山口文学ギャラリー |
料金 | 無料 |
主催・後援等 | 主催:山口県立山口図書館、やまぐち文学回廊構想推進協議会 |
問合せ先 | 山口県立山口図書館 083-924-2111 |
その他情報
「ふるさと山口文学ギャラリー」は、本県ゆかりの文学に関する資料を展示し山口の文化を発信するために設置しました。2006年の国民文化祭により盛り上がった県民の地域文化向上の機運をさらに継続・発展させ、図書館の展示機能を強化することで、ふるさと山口の文学を広く紹介します。
県立図書館が所蔵する郷土資料の中には多数の文学作品があります。この「ふるさと山口文学ギャラリー」では、これらの幅広いジャンルの郷土文学資料を様々な角度から見やすく分かりやすい形で紹介していきます。
山口県の文学史を一望しつつ、様々な作家・作品に出会い、誰もがふるさとの文学に親しむことのできる機会を創出するとともに、資料を活用していただけるように貸出などのサービスにもつとめます。
また、県内の文学館や関連文化団体と連携協力しながら、県域の文化力向上にも寄与することを目指します。
図書館という気軽に立ち寄れる空間で、ふるさとが育んだ文学の世界をお楽しみください。